今日も気になるニュースを抜粋してお届けいたします。
みなさんは「ジョブ型雇用」という言葉を聞かれたことはありますか?
私もニュースで聞きかじった程度で、
「そもそもどのようなものなのか」
「今の日本の雇用制度とはどう違うのか」
「それを採用することでどのようなメリット・デメリットがあるのか」
についてはあまり考えたことがありませんでした。
ただこのニュースはサラリーマンにとってはとても大切なことです。
「みなさんが今後どのようなキャリアを描いていくのか」
こんなことにも密接に関連する話題になりますので、
今日は「ジョブ型雇用」について書いてみようと思います。
ブログの最後に動画も貼っておきますので、
文で読むのが面倒な方はそちらをご覧ください。
そもそも「ジョブ型雇用」ってなに??
ジョブ型雇用とは簡単に言うと、
「その仕事の職務内容や範囲を明確にして、その職務にあった人材を採用する」
雇用制度のことです。
どちらかというと欧米は
新卒採用からこういった仕組みで採用をしているようです。
では日本はどうなのか。
日本はとりあえず新卒で一括採用します。
総合職か一般職かの違いはありますが、そこまで細かい区分はありません。
「人をまず採用し、その人にいろんな職務を任せる」タイプです。
こういった採用はメンバーシップ雇用と言います。
今話題になっているのは、
これまで日本はメンバーシップ型雇用が一般的だったのに、
今後ジョブ型雇用を採用する企業が増えてくるだろうということです。
KDDIはすでに新卒採用をジョブ型で行っているようですし、
オリンパスなんかも管理職社員はジョブ型の制度に改めるために
職務定義を明確にしているそうです。
また、三井住友海上や日立製作所も今後導入予定とのこと。
おそらくそう遠くない未来、
ジョブ型雇用がメインになるかもしれません。
ではジョブ型雇用制度が日本で採用されると、
どんなメリットやデメリットが考えられるのか
考えてみます。
「その仕事の職務内容や範囲を明確にして、その職務にあった人材を採用する」
雇用制度のことです。
どちらかというと欧米は
新卒採用からこういった仕組みで採用をしているようです。
では日本はどうなのか。
日本はとりあえず新卒で一括採用します。
総合職か一般職かの違いはありますが、そこまで細かい区分はありません。
「人をまず採用し、その人にいろんな職務を任せる」タイプです。
こういった採用はメンバーシップ雇用と言います。
今話題になっているのは、
これまで日本はメンバーシップ型雇用が一般的だったのに、
今後ジョブ型雇用を採用する企業が増えてくるだろうということです。
KDDIはすでに新卒採用をジョブ型で行っているようですし、
オリンパスなんかも管理職社員はジョブ型の制度に改めるために
職務定義を明確にしているそうです。
また、三井住友海上や日立製作所も今後導入予定とのこと。
おそらくそう遠くない未来、
ジョブ型雇用がメインになるかもしれません。
ではジョブ型雇用制度が日本で採用されると、
どんなメリットやデメリットが考えられるのか
考えてみます。
メリット:人材確保
職務定義が明確になると、
企業側としては人材確保がしやすくなります。
なぜなら、職務定義が明確になれば
その人のできることも明確になるため、
求める人材かどうかわかりやすくなるからです。
これは求職者側にもメリットになります。
募集している職業の職務範囲が明確になれば、
自分がその職務に適するかどうかもわかりやすくなるからです。
転職のときのミスマッチなども減少するのではないでしょうか。
求める人材を確保しやすくなるのは
ジョブ型雇用を採用することでのメリットになります。
企業側としては人材確保がしやすくなります。
なぜなら、職務定義が明確になれば
その人のできることも明確になるため、
求める人材かどうかわかりやすくなるからです。
これは求職者側にもメリットになります。
募集している職業の職務範囲が明確になれば、
自分がその職務に適するかどうかもわかりやすくなるからです。
転職のときのミスマッチなども減少するのではないでしょうか。
求める人材を確保しやすくなるのは
ジョブ型雇用を採用することでのメリットになります。
デメリット:職務外の仕事はさせづらくなる
YouTubeでこの間「日本とアメリカの営業マンの違い」みたいな動画を見ました。
まさにこれと同じことが起こる可能性はあります。
メンバーシップ型雇用だと、
人をまず採用してから仕事を任せるのでいろいろな仕事を経験させることができます。
また採用された側も「〇〇という職務をしている」というより
「〇〇会社に勤めている」という意識のほうが強いため、
会社の言われたことはちゃんと聞きます。
ジョブ型雇用の場合、決められた職務以外の仕事を行わせようとしても
「それは私の仕事ではありません」
と言われたらそれ以上言いづらいですよね。
まさにこれと同じことが起こる可能性はあります。
メンバーシップ型雇用だと、
人をまず採用してから仕事を任せるのでいろいろな仕事を経験させることができます。
また採用された側も「〇〇という職務をしている」というより
「〇〇会社に勤めている」という意識のほうが強いため、
会社の言われたことはちゃんと聞きます。
ジョブ型雇用の場合、決められた職務以外の仕事を行わせようとしても
「それは私の仕事ではありません」
と言われたらそれ以上言いづらいですよね。
今後働き方はどうなると考えられるか?
前提として、
「終身雇用という制度はすでに崩壊している」
という前提があります。
今後就職をする大学生は
「自分はどんなことのプロフェッショナルになるのか」を
真剣に考える必要があります。
私もFPとして仕事をしておりますが、
今後ロボアドバイザーなどのAIが発展してくると
仕事内容は変わってくるはずです。
たとえば、こんな人たちは仕事がなくなるでしょう。
「保険の提案だけするFP」
「聞かれたことだけ答えるFP」
「FP×〇〇」といったように、
「他とは違った特色を持ったプロフェッショナル」
になることを強くお勧めします。
さて、問題は私と同年代以上くらいの大企業勤めのサラリーマンです。
私もそうだったのですが、
この年代より上のかたはよくも悪くもメンバーシップの塊です。
私も一時期
「仲いいメンバー全員でいい感じに働いていければいい」とか
思っていましたが、それは単なる幻想にすぎませんでした。
働き方が変わり、雇用形態も変わってくると
あなたが今行っている仕事も続けられなくなってしまうかもしれません。
会社員として10年も勤めると、
ある程度どんな分野に進んでいきたいかは徐々にわかってくるはずです。
それをしっかり確立したうえで、そのスキルと親和性の高いスキルを身につけましょう。
「営業×IT」のように自分独自の分野を開拓していけば強いですね。
終身雇用が実質的に崩壊した中、
雇用制度が変わるのは必然です。
そこまでにしっかり自分の軸を作っておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※この記事の動画はこちらです。
「終身雇用という制度はすでに崩壊している」
という前提があります。
トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。
日経ビジネスより引用
今後就職をする大学生は
「自分はどんなことのプロフェッショナルになるのか」を
真剣に考える必要があります。
私もFPとして仕事をしておりますが、
今後ロボアドバイザーなどのAIが発展してくると
仕事内容は変わってくるはずです。
たとえば、こんな人たちは仕事がなくなるでしょう。
「保険の提案だけするFP」
「聞かれたことだけ答えるFP」
「FP×〇〇」といったように、
「他とは違った特色を持ったプロフェッショナル」
になることを強くお勧めします。
さて、問題は私と同年代以上くらいの大企業勤めのサラリーマンです。
私もそうだったのですが、
この年代より上のかたはよくも悪くもメンバーシップの塊です。
私も一時期
「仲いいメンバー全員でいい感じに働いていければいい」とか
思っていましたが、それは単なる幻想にすぎませんでした。
働き方が変わり、雇用形態も変わってくると
あなたが今行っている仕事も続けられなくなってしまうかもしれません。
会社員として10年も勤めると、
ある程度どんな分野に進んでいきたいかは徐々にわかってくるはずです。
それをしっかり確立したうえで、そのスキルと親和性の高いスキルを身につけましょう。
「営業×IT」のように自分独自の分野を開拓していけば強いですね。
終身雇用が実質的に崩壊した中、
雇用制度が変わるのは必然です。
そこまでにしっかり自分の軸を作っておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※この記事の動画はこちらです。