大阪で家計の見直しを専門に行っている
ファイナンシャルプランナーの高原です。
いつもブログをご覧になっていただきまして
ありがとうございます。
今回は2月後半のニュースの中から、
「日本株式の保有について」お伝えしてみようと思います。
投資の本などからトレンドを見ていると、
「世界株がいい!」「日本株はダメ!」と言われているようです。
本当にそうなんでしょうか?
日経平均や長期金利のデータをもとに考えてみます。
日本株式は史上まれにみる高値!
この日の日経平均は、
終値が30,156円(+136円)でした。
とても好調ですね。
長期金利も0.115%まで上昇してきております。
長期金利が上昇するということは、
景気が今後よくなると思われていることとほぼイコールです。
「長期金利が上がると株が上がる」
これについては多少わかりにくいところもありますので、
別の記事にしてみました。
記事はこちら ⇒ 長期金利が上がる仕組みとは?|FP高原の投資ニュース
合わせて動画も撮ってみましたので、
こちらもごらんください。
(最初、音楽の音量が大きいのでご注意ください!)
ではここからは、
「誰が日本の株式をたくさん持っているのか?」
「どんなことがあれば日本株の値段は動くのか?」
こういったことについて考えてみます。
1.日本株をたくさん持っているのは誰?
当たり前のことですが、
たくさん株を持っている人がいれば
「その人がどんな発言をするか」
「その人がどんな売買を行うか」
これらの影響で株は大きく動きますよね。
では、日本の株を一番持っているのは誰でしょう?
答えは「日本銀行」です。
日本銀行は、日本株の約7%を保有しています。
押しも押されぬ筆頭株主です。
つまり日本の株は、
日本銀行がなにをするかの影響を一番受けるんです。
当たり前といえば当たり前ですよね。
あと、これは意外なんですが、
「外国人投資家」が結構日本株式を持っているんです。
こちらをご覧ください。
少し古いデータなのですが、
実は個人投資家や金融機関はバブル崩壊後ずっと日本株を売ってきました。
その間買い続けてきたのが外国人投資家です。
ウォーレン・バフェットが伊藤忠商事の株をたくさん保有したという
ニュースもあったように、
日本株がどうなるかは外国人投資家の行動にも左右されます。
2.今後どうなる日本株
まず、現時点の日本株はバブル期とは違います。
バブル期は株価だけが先行していたイメージですが、
今はしっかりと企業業績なども伴った3万円です。
また、コロナウイルスの影響もあり、
この1年で仕事の仕方もものすごく変わりました。
これまでできなかったことが
「オンライン」というものの台頭で
可能性が大きく広がりました。
今後は大企業ではなく小規模な企業も
世界中に販路を拡大するようになるでしょう。
そうなると更に世界経済は大きく発展します。
株価に目を向けると、
当面はアメリカの長期金利の上昇に伴い、
日本の株価も押し上げられますので、短期的な見通しは明るいです。
では中長期で見るとどうか。
私個人的には絶対に保有しておいたほうがいいと考えます。
理由は、
・日本株は外国株と違い、為替の影響を受けない
(企業業績が影響を受けることによる間接的な影響は除外)
・我々にとって身近な会社のため、業態が理解しやすい
こんなところです。
多くの方は「積立投資」で投資を始めていると思いますが、
積立であれば、現時点での短期的な上下は最終的な実績への影響はほんの少しです。
日本企業を応援する意味でも、
ポートフォリオに日本株式も入れてみてはいかがでしょうか??
以上、日本株式について書いてみました。
3月には日銀の金融政策決定会合が開かれます。
そこでなにが決まるか、注目ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※この記事に関連した動画はこちら