FP高原です。
投資ブログと言っておきながら、今日は保険の話がメインです。
最近がんの話をお客様とする事が多くなりました。芸能人でがんになる方の話はもちろんですが、お客様のご家族でがんになられる方がとても増えている気がします。
かくいう私の周りもがんの方がとても多いです。
そんな中、がん治療に新たな展開が期待できる治療法があるようなので、それについてまとめてみたいと思います。
がん第5の治療法
それは、「光免疫療法」というものです。
関西医科大学が2022年4月に世界初の研究所を作るそうです。
光でどうやってがん治療を行うのか。
日本経済新聞の記事によると、
がん細胞に結びつく特殊な薬剤を患者に投与。薬剤ががん周辺に集まると近赤外線のレーザー光を当て、細胞を破壊する。
このような治療法だそうです。
日経新聞の記事自体も分かりづらいのですが、要するに、
・薬剤を投与する
・免疫薬ががん細胞に集まる
・そこでレーザー光を当てる
という流れだそうです。
薬剤は特殊な薬剤で、レーザーを当てることによって当てた部分のみのがん細胞にのみ効果があるとのこと。
だから副作用とかも少ないみたいです。
保健医療として使えるのはまだ日本のみだそうで、1回あたりの治療費は約30万(保険適用後)のようです。
がん治療のポイントは「低侵襲」
最近のがん治療の記事を見ていると、「いかに体に負担がかからないか」がポイントになっているように感じます。
これには患者側・病院側2つの理由があります。
患者側の理由としては、「あんまり長く病院にいたくない」というものです。
元気なのであれば治療のとき以外病院にいる理由はないですし、仕事がある人はお仕事もしなければなので当然ですよね。
病院側の理由としては、「長く入院させても儲からない」ということです。
厚生労働省の医科診療報酬点数表を見ると、
14日以内の入院かそれ以下の日数かで1日あたりに病院がもらえるお金が変わります。短期入院のほうが病院側としては儲かるわけですね。
長く入院させてもベッドは一杯になるし儲からないしで、病院にはいいことがありません。
だから体の負担が少ない治療で、入院ではなく通院で治療をしようとするんです。
がん保険も変わってきている
治療の変化に伴って、ここ最近生命保険会社の取り扱うがん保険も商品改定や保険料の改訂が多くなってきています。
すべての改定を網羅するのは難しいのですが、傾向としては「抗がん剤や放射線など治療ごとにサポートするタイプ」と「まとまった一時金がもらえるタイプ」が主流になってきています。
私もこういった改訂には賛成です。
自分の周りの「がん患者」
ここ5年間で自分の周りにもがんを患う人がとても増えました。
感じたのは、がんの治療方法は本当に多種多様であるということです。
例えばこんな患者さんがいます。
ある日受けたがん検診で、「乳房に腫瘍のような影が見える」といわれました。
その時まで全く痛みなどもなく、突然のことだったそうです。
詳細な検査をしたところ、「乳がん」との告知を受けました。
その時点で肝臓への転移が疑われるということで「ステージⅣ」との告知でした。
ただその方は諦めず、いろいろな書籍やネットの情報を読み解き、ある病院にたどり着きました。
その病院で再度検査をしたところ、肝臓への転移はなく、乳がんの治療のみで大丈夫との結果でした。
その病院は全国でもその病院だけしかできない治療を行っている病院で、副作用も非常に少ないということで有名でした。
樹木希林さんや千代の富士さん、筑紫哲也さんも最後にその治療を受けたと言われる病院です。
結果その患者さんは現在も元気で、副作用で毛髪が抜けるということもほとんどないまま5年以上元気です。
こんな方がいらっしゃる一方で、数ヶ月前までは元気だったのに急に入院してそのままなくなってしまった人もいます。
がん患者さんが周りにいらっしゃる方はわかっていただけると思いますが、「がん」と告知をされると患者さんは精神的にすごく衝撃を受けます。
なので、周りの人は「できるだけ体への負担の少ない治療を受けさせてあげたい」「できるだけ好きなことをさせてあげたい」という気持ちが生まれてきます。
そんなとき必要になるのは「情報」と「お金」です。
がん保険はそれらの2つをカバーしてくれます。
多くの治療方法が生まれ、多くの保険も販売されている中なので、この機会にがん保険について見直してみてはいかがでしょう?
がんという病気にもいいところはある
がんはとても怖い病気ですが、いいところもあると個人的にはおもっています。
それは「お別れまでの時間をもらうことができる病気である」ということです。
お亡くなりになるまでに、これまでできなかったことをしてあげたり、これまで言えなかったことをいってあげたりできるのは、がんという病気くらいかもしれません。
最後の時間をお互いに悔いの残らないようにするためにも、「お金」と「情報」はしっかり備えておきましょう。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。